たまくんとの勉強日記

中学受験を最終目標とした長男タマくんとの勉強日記です。まだ低学年ですが、通塾などの習い事を通してタマくんの成長をご紹介しています。

小学校からの要請でうけた知能試験

タマくんが通っている小学校(公立です)は、タマくんのことを、ちょっと他の子とは違うと思っているようです。
そこで、「認知特性に応じた支援を検討する」という理由で検査を受けて欲しいと強く勧められたので、渋々ですが、5月中旬にタマくんを紹介された専門機関に連れて行きました。

検査結果が出るのに1か月程かかるとのことで、悶々とした日々を過ごしておりました。

この間、
・最悪の結果が出たら転校すべきなのか。
・電車で通うならいっそのこと私立に編入したほうがいいのか。
・そもそも、私立に編入できるのか。
・中学受験はどうする?
など、自分でも色々と考え込んでしまいました。

ただ、どの選択がベストなのか整理できなかったので、妻のエイミーに
「結果はすぐには学校に伝えないでね。うちらがどうしたいかをきちんと決めてから話そう」と言うと、
「そんなの無理よ。学校には検査機関から直接報告されるから」と聞かされました。

「はぁ!?」って感じです。検査結果はとても大切な個人情報。何を勝手に親をすっ飛ばして報告するんだ!って思いましたが、学校からの要請。費用の負担も無し。既に同意もとらされているとのことで、今さらジタバタしても、手遅れな状態でした。なんてこったい・・・。

エイミーとも一悶着ありましたが、きちんと説明を聞かなかった私が悪いとなりました・・・。

結果が開示される日、エイミーが半休をとって、検査を受けた機関に行ってくれました。ほんと、ありがたいです。

ここから先はエイミーから聞いた話となります。

 

 

約束の時間に到着すると、すぐに担当の先生と面談でき、検査内容について丁寧に説明を受けました。

受けた検査は、「WISC‐Ⅳ」(ウィスク・フォー)というものです。
全体的な知的能力や記憶・処理に関する力を測るテストとして、国際的にも信頼性が高く評価されている検査のようです。

なお、あくまで子どもの発達状況や、得意不得意を把握する上での便利な検査であり、その結果だけで発達障害の診断が確定するわけではないとのことです。

検査では、

①言語理解
⇒言語概念形成・推理力・習得知識など、言語情報や知識を状況に合わせて応用する力

②知覚推理
⇒空間認知や視覚による推理力など、視覚情報を相互に関連付けたり、新奇の事象を推測したりする力

③ワーキングメモリー
⇒聴覚情報を一時的に保持しつつ作業に活用する力、注意を持続させる力

④処理速度
⇒視覚情報を正確に、素早く、順に処理する力

を、それぞれ数値で算出。

100が人類の平均値で、その数値と比較して、得意・不得意を判定します。
また、上記4つの指標から総合的な知能指数(IQ)も算出されます。

ちなみに小学校からは、IQが75以上あるかどうか確かめて欲しいと言われています。75以上ないと普通に学校生活を送るのが難しいようです。

結果ですが、まず、検査機関の先生から、タマくんを親として、どう評価しているか質問を受けました。

そこで、家での生活やサピックスなどのテスト結果をもとに、

①の言語理解は、人に説明するのは苦手だが、国語の偏差値も上がってきているので、標準!?
②の知覚推理は、算数が得意なので、これは平均よりも上!?
③のワーキングメモリーは何度も同じことを注意されるので、平均より下!?
④処理能力は、テストで完答も出来ないし、字も汚いし、何をやるにも時間がかかるので、低いのでは!?

と回答。

すると、先生からは、「全然お子様のこと、理解されていませんね。」と言われてビックリ!

一応、我々だけでなく、多くの保護者が同様だというフォローがありました。

そして、この検査結果が、我が家の中学受験の方針などを決める決定的な要因となりました。

ちょっと長くなるので、詳しい結果やそう決めた経緯については、次回ご紹介いたします。
結果に動揺してしまい、うまく整理できず、書ききれずに、すみません。