たまくんとの勉強日記

中学受験を最終目標とした長男タマくんとの勉強日記です。まだ低学年ですが、通塾などの習い事を通してタマくんの成長をご紹介しています。

タマくんのIQ判明。想定外の値と我が家の中学受験方針!

小学校からはIQが75ないと、普通の子に交じって学習を継続するのは難しいので、75以上あるかどうかを調べてきて欲しいと言われ、渋々受けた「WISC-IV」(ウィスク・フォー)という児童用の知能検査。

検査機関の先生から結果を聞かされる前に、親としてタマくんをどう見ているのかを問われ、回答すると、「ぜんぜん、違う!」と言われ、戸惑いを受けました。

その気になる結果ですが、想像を超える内容でした。

「言語理解」、「知覚推理」、「ワーキングメモリー」、「処理速度」の全て指標平均より高い数値が出ました。

特に私達夫婦がテストで完答出来ないことを理由に一番低いと予想していた「処理速度」は突出して高い値。人類の2%以内と言われる130の数値も優に超えてました。偏差値にしたら70以上。えっ!って感じです。

上記4つの指標をもとに算出されるIQも非常に高い数値で、かの有名な「MENSA」にもチャレンジできる驚きの結果となりました。

ここで一つ疑問が頭をよぎります。

では、なぜ学校から検査を要請されたのか!?。これだけの数値であれば、学習環境において、何も問題ないはず。

この疑問は検査機関の先生からの説明で納得出来ました。

 

 

タマくんは「処理速度」が異常に高く、「言語理解」、「ワーキングメモリー」も非常に優秀な値。一方、「知覚推理」は平均以上だが3つの指標と比較すると、大きな開きがあり、これが心のバランスを崩しているとのこと。

3つの能力が高いので、本人の中では「いろんな発想が生まれる」が、「知覚推理」がついていけず、
・折角の発想を自分の中で納得できるレベルでまとめることが出来ない
・故に他者にきちんと説明するのが苦手
・また何故他者がわからないのかも理解するのが苦手

など、社会で生きていく上で重要な、いわゆる「空気を読む」力が弱いようで、この能力のアンバランスさが、本人に生きづらさを感じさせているとのこと。

また、先生から受け取った報告書を読むと、「処理能力」が極めて高いため、多くの情報を一度に処理でき、検査中も前半は驚くほどのパフォーマンスを発揮。
しかし、それ故に後半は疲れが出て、欠伸をするなど、疲れた様子が見受けられ、効率も下がり、鉛筆を持つ手が震えたりしたとの記載がありました。

サピックスや全統小のテストで完答できないのも、脳の体力が続かず、後半失速しているのでしょう。

ただ先生によると、弱点が分れば、きちんと訓練すればいいとのこと。タマくんが通っている小学校にも伝えて、特別な支援を受けることを薦められました。

 

 

その支援を受けるためには通常の授業を抜けなければいけないようですが、タマくんの学力に影響を与える可能性は極めて低い。折角の能力を潰さないよう、環境面も含め、我々大人が整備してあげることが大切だとのことでした。

他にも、よく短時間で、ここまでタマくんのことを把握できたなと思えるくらい、なるほどと思えるコメントが報告書に記載されていました。

後日、小学校とも面談しましたが、学校側も驚いたようで、「すごいですね」と手のひら返しのコメントが・・・。早速、特別支援の申し込みをすることになりました。

一時はどうなるかと不安しかありませんでしたが、引き続き、今の小学校に通えるようで安心しました。

ただ、今回の件で中学は公立は無理だなと痛感しました。タマくんに内申点で高得点を取るのは絶対に無理でしょう。

私の中では絶対私立。自由な校風で理科系に強い男子校がいいのかな!?と思っています。

2月の勝者になれるよう、今まで以上にタマくんに寄り添って勉強を見ていきたいと思います。