中学受験の記事を読んでいたら、自分の時はどうだったんだろう!?と思い返してしまいました。
約30年ほど前の話ですが、23区内に住んでいたこともあり、当時も中学受験する子は、そこそこいました。
小学校では、塾に行ってることが担任の先生にばれると嫌われるので、内緒にした方がいいと言われたこともあり、私も一生懸命隠している子でした。
塾に通いだした”きっかけ”ですが、今思うと完全に父親と塾とのバーター取引だったんだと思います。
父はサラリーマンになることが嫌だったようで、大学を中退して起業しました。
そして、父の会社は私が通っていた塾とも取引をしていました。
私が小学校4年生になった時、突然父から塾に連れていかれて塾長に預けられました。そして、当時中学生だった兄も同じように連れていかれて通うことになったので、間違いないですよね。
ただ、きっかけは何であれ、とても感謝しています。それがなかったら勉強にあまり熱心でなかった両親は、私を中学受験させることはなかったでしょう。
親に言われるがままでに週2回塾に通い始めた私ですが、塾は嫌いではありませんでした。小学校のクラスの友達も何人か通っており、小学校の延長といった感じで楽しく過ごすことが出来ました。
5年生に進学した際、塾から「一般コース」か「中学受験コース」かの選択を迫られたので、父に相談すると「好きな方を自分で選びなさい」とのことでした。
自分で決めろと言われても「中学受験」がどんなものか、当時の私には全く分かりません。そこで塾の友達に聞くと、仲のいいメンバーは皆「中学受験コース」を選択すると教えてくれたので、一人ぼっちになるのは嫌で、私も「中学受験コース」を選択しました。
5年生からは週三回。月水金と夜遅くまで勉強。電車で通ってたので、家に着くのは20時過ぎでした。
6年生になると、もっと忙しくなり、朝6時に起床。少し勉強してから小学校に行き、帰宅後、ちょっと早い夕飯を食べて塾へGO。そこから授業を受けて夜21時過ぎに帰宅して宿題をやって就寝。
私の人生の中で、一番長くて大変だったと感じた一年は、今でも6年生です。ただ辛いと感じたことはありませんでした。いい思い出となっています^^
そんな状態でも両親は、相変わらず勉強には無関心で、私が本気で中学受験をすると知ったのは6年生秋の保護者面談。塾長から志望校リストの説明をされると、いきなり母が
母:「えっ!うちの子、受験する気なんですか?中学受験コースで学んでいることは知ってましたが、それは友達がいるからという理由で。うちとしては受験までは考えていません」
と言ったこと、私は忘れられません^^。
塾長もかなり驚いたようで、「何言ってるんだ、この人は!?」って顔してましたが、冷静に中学受験コースでの2年間の私の頑張りを説明してくれて、受験しないなんて勿体ない。とりあえず、受けてみて、進学するかどうかは結果が出てから考えてみては!?と説得してくれました。
父からは、その場で「受験したいか?どうなんだ?」と聞かれたので、私は「うん」と返答。そしたら、「なら、受験しなさい。頑張りなさい。志望校は先生達と相談して決めなさい。お父さん、お母さんは中学受験のこと、わからないから、任せるよ。」と言ってくれたことも、とても印象に残っています。
そんなこんなで、6年生の秋にやっと親公認となった、私の中学受験。
ちょっと、長くなってしまったので、続きは次回にしたいと思います。