以前、低学年からの通塾について、私の考えを書かせて頂きました。
では、通わせる塾は、どこでもいいのかというと、そうは思いません。熟とは相性がありますので。家庭や子供と相性の良い塾を選ぶことが大切だと思います。
私自身も中学受験をしたわけですが、私が通っていた塾とタマくんが通っているサピックスとではスタイルが全然違います。
私が通っていた塾は今思うと、かなり面倒見のいい塾でした。私の両親は私を塾に入れただけで家庭でのマネジメントはゼロ。親から「勉強しなさい」という言葉は一切無し。課題をこなしているかもノーチェックでした。時代かもしれませんが、そんな私が2勝1敗で、第二志望に進学できたのは、本当に先生達の熱いご指導の賜物だと、感謝しています。通ったことがないので、勝手な推測となりますが、早稲田アカデミーに似た塾だったんだと思います。
塾の先生と話したり、体験授業を受けたり、パンフレットを見ればわかりますが、塾にも個性があります。
例えば四谷大塚は予習に力を入れた塾です。
また保護者へのフィードバックですが、体験授業として通常授業に参加した時は授業が終わると子供を迎えに来た保護者に対して今日はどのような授業を行ったかも簡単にですが説明してくれました。
早稲田アカデミーも四谷大塚同様、授業が終わるとその日の授業内容を説明してくれました。この説明は四谷大塚より細かくて、わかりやすく感じました。熱血も売りで、子供とかなり向き合ってくれるとのことなので、親の負担も軽減されるかもしれませんね。
一方、サピックスは復習に力を入れた塾です。
サピックスでは授業当日は保護者へフィードバックはしないので、授業の内容は子供に聞くしかありません。サピックス曰く、子供に説明させることで授業内容の理解度をさらに深めたり、逆に理解できていない箇所をあぶりだすことが狙いとのことです。
授業の内容は動画でアップされるので、それを見れば授業で理解できなかった箇所は再履修可能です。
また、各塾は3年生での授業回数にも違いがあります。
四谷大塚と早稲田アカデミーは3年生からは週2回の授業となります。サピックスは週1回です。やるべきことは指示してくれるので、家庭学習をしっかりとしていれば1回で十分との判断や、低学年のうちは他にも沢山経験することが大事だという考えもあるようです。ただ、その分、家庭の負担は大きくなります。
ですので、親のサポート力や塾のスタイル(予習か復習か。フォローの力の入れ方。低学年次の通塾回数の頻度など)、そして子供の性格を考慮して、低学年は塾を選ぶのが正解な気がします。
ちなみに、我が家は3年生になっても、他の習い事は一つも辞めたくないのでサピックス一択です。