「翼の翼」や「10万人以上を指導した 中学受験塾 SAPIXだから知っている 頭のいい子が家でやっていること」など中学受験をテーマに人気が出た本は参考に読むようにしています。
そして、またまた話題となった「勇者たちの中学受験」を読んでみました。
本日はこちらの作品について感想を述べたいと思います。
こちらも合格結果を書くようなことはしていないので、まだ読んでないかたも、安心してください^^
この本では、実際に中学受験に挑んだ3組の親子の話に基づいて、中学受験に挑む状況をリアルに紹介しています。
取材に基づき、執筆しているので、基本事実とのこと。登場する塾や学校名が全て実名で描かれているのが特徴です。さらに、受験に挑む1、2月の親子の心情がリアルに描かれているので、中学受験に興味がある方は読むと面白いと思います。
私の感想も、物語としては面白かったです。
一方、サピックスや早稲田アカデミーなど大手塾の黒い所も紹介されており、一部「本当か!?」「盛っていないか!?」と思ってしまう話もありました。
例えば、サピックスの説明会で担当者が「サピックスは冷たい塾」と言い放ったと紹介されています。
これ、信じられません。
タマくんをサピックスに通わせているので、肩を持っていると思われるかもしれませんが、そうではありません。
我が家のエピソードを紹介すると、サピックスにタマくんを迎えに行ったら、先生から色々と話しかけられてアドバイスをいただいたり、私が授業態度などが気になって一回だけ電話で問い合わせしたら、実際に授業を担当されている先生から折り返し電話をもらえ、親切丁寧に授業でのタマくんの様子を教えてくれました。
ですので、塩対応を受けたことがありません。
また、普通に考えて、新規顧客を獲得する大事な場で、自社をディスル発言ってしませんよね!?。仮に思っていても、この場で発言して一切の得無し。
さらに、このような場には、他にもスタッフがいるはずです。たとえ、空気が読めないスタッフが失言したとしても、すぐに訂正するはず。ですが、そんな説明は本には一切ありませんでした。
そもそも、「冷たい」という言葉を使うのであれば、もっと具体的に書いてくれないと伝わりません。あとは読み手のご想像にお任せしますといったスタンスが、ちょっと好きにはなれませんでした。
あくまで私の意見ですが、もし、「冷たい」と感じるのなら、それは効率化された運営手法にあるかもしれません。
サピックスとの普段のコンタクトはWEB上のマイページで行われます。家庭での学習方法などは、冊子にまとめられた学習マニュアルに細かく記載されているので、まずはそれを読むことから始まります。
ですので、「もっと、直接、親切丁寧に教えてよ!」って思う方からは、「冷たい!」って感じるかもしれませんが、そんなことを言ってたら、スタッフの数を増やさないといけませんし、それは授業料として我々に跳ね返ってくるので、私としては今の運営方法でいいのかなと思っています。