たまくんとの勉強日記

中学受験を最終目標とした長男タマくんとの勉強日記です。まだ低学年ですが、通塾などの習い事を通してタマくんの成長をご紹介しています。

「翼の翼」を読んでみて思ったこと。

遅ればせながら、ベストセラーとなった「翼の翼」を読んでみました。

今頃かよって思われるかもしれませんが、タマくんとフガタンクが生まれてからは毎日がドタバタ。おおげさかもしれませんが、常に戦場でした。

やっと最近少し落ち着いて自分の時間を持てるようになりました^^

私は子供の頃は全く本を読みませんでした。漫画専門。ただ大学に入ってからは本をよく読むようになりました。仲が良かった人が本を薦めては貸してくれたのです。

最近は週末になると、タマくん、フガタンクも連れて本屋で物色しています。
二人とも本屋は好きなようなので、いい傾向ですね^^

さて、今回は下記作品の感想について書きますので内容にも少し触れますが、まだ読んでいない方もいると思いますので、結末には決して触れてません。その点については、ご安心ください。

こちらは完全にフィクションですが、とても面白かったです。
多くの方が言うように、中学受験を目指す方は、是非読んだ方がいいと思います。

登場人物の感情変移が上手く描かれており、人間ここまで追い込まれると、こうなるのかと少し怖くもなりました。子供も大人も信じられない行動をとっています。

人間の欲は計り知れません。目標に到達すると、もっと上を目指したくなります。決して悪い事ではありませんが、コントロールが難しいですよね。

自分は決してこうはならないと思いつつも、我が子を思うがあまり、つい勉強指導に熱が入ってしまい、やがて怒りの感情が芽生えてしまう。良く聞く話ですが、これって、我が子を思っての行動だけではなく、親の見栄も根本にはありますよね。

自分が出来なかったことを子供に託したい、我が子が優秀であると思いたい、他人に自慢したい。皆からすごいと言われたいという願望に対して、実は現実とギャップがあり、こんなはずじゃないと思って、ついつい子供の勉強指導に力が入ってしまう。子供からするといい迷惑で、こんな親の身勝手な想いは通じず、お互いの関係がどんどん壊れていってしまう・・・。

そんな中学受験なんて、意味が無いと思うので、こうはならないよう、私も気をつけていきたいと思う一作でした。