少子化対策として東京都も国も、授業料無償化の施策を検討していると報道されています。
高校の授業料無償化は所得制限をかけないということで、我が家も思いがけない恩恵を受けることができそうで、めちゃくちゃ嬉しい限りです。タマくんとフガタンクが高校進学まで、制度が生き残っていればの話ですが・・・。言い出したのだから、途中でハシゴを外さずに、きちんと恒久化してほしいものです。
そう。これって大きな疑問があります。本当に少子化対策?これで子供増える??
子供はすぐに生まれません。生まれてもすぐに育ちません。制度の恩恵を受けるには、いまからだと最低でも16年はかかります。それまでに、制度が廃止となったら誰が責任を取ってくれるのでしょう!?誰もとりませんよね。つまり、自己責任。当てにする人はいないと思います。
ラッキーなのは、現在、お子さんが小学生以上大学生未満の世帯。数年は大丈夫でしょうから、逃げ切りできそうですよね。
「これは少子化対策ではないですよ」と政治家に進言する役人はいないのか!?残念でなりません。せめて生まれたときに授業料相当額を一括でくれるなり、いきなり現金を渡すと使いこむ親がいて心配なら、何かしらの権利を保障してくれないと、いつハシゴが外されるかもしれない制度なんて怖くて信じられません。
そもそも、何故、東京では私立が人気なのか。これほど中学受験が盛んなのか。よく考えて欲しいと思います。私立の授業料を負担するお金があるなら、公立をよくするのに使ったり、教師含めて教育改革を断行するなりして欲しいものです。
大学授業料の無償化も国立大学の授業料を無料にすれば、みんな納得するだろうに・・・。東京一極集中をさけたいなら、東京以外の国立大学を無償化するとか。そうなれば地方の国立大学も盛り上がるでしょうし、東京からも目指す人もいて少しは地方経済のためにもなることでしょう。どうして、今回のような発想になるんですかね。
私の時代はまだ国立大学の授業料は45万くらいで、大学院に進学するときに50万ギリきるくらいでしたが、今は60万を超えるとか・・・。高すぎですよね。
タマくん、フガタンクが大人になるころの日本は間違いなく、大変そうなので、世界で稼ぐ力を何とか身につけさせたいと思います。