たまくんとの勉強日記

中学受験を最終目標とした長男タマくんとの勉強日記です。まだ低学年ですが、通塾などの習い事を通してタマくんの成長をご紹介しています。

「SAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること」を読んだ感想

今春発売し、瞬く間にベストセラーとなったSAPIXだから知っている頭のいい子が家でやっていること」を読みました。

販売開始前からチェックしていた書籍でしたが、初回発行数が需要を満たすことが出来ず、販売開始とともに一瞬で本屋から消えました。

この手の書籍では珍しく、事前予約も大変好調だったようで、販売会社もこれはいける!と思ったのか、販売開始前から異例の増版を決めたようです。

ただすぐに市場には出回らなかったので、しばらくはレア書籍となり、メルカリでも定価を大きく上回る金額で取引されていました。

そうなると、一層に欲しくて欲しくてたまらなくなりますが、さすがに中古本を定価以上の金額で買うのは信条に反するので、ぐっと我慢し、再販売されるのを待ちました。

そして、やっと手に入れた本書籍。

読みやすくて、あっという間に読み終えました。

感想としては、ちょっと想像していたのと違う内容でした。

もっと、小学生にあった勉強方法が具体的に紹介されているかと思いきや、そうではありませんでした。

勉強ではなく、家庭内での日常について、親がちょっと工夫して子供に接することで、子供は賢く育つ。様々な分野に興味を持ち、自発的に行動して学習するようになる。それが、結果として学力の向上につながるという話でした。

自発的に学び続ける子の家庭内での習慣や、算数・国語・理科・社会それぞれの科目毎に子供が興味を持つように親はどう接すればいいのかが紹介されています。

勿論、子供一人一人に個性があるので、絶対このように接すれば賢く育つ!という攻略本ではありませんが、この書籍で紹介されている習慣の裏付けとなるデータはサピックスに通っていた子達の保護者を対象に、実際に自分の子供に対してどう接していたかとアンケートをとって作られているので、
「アンケートに回答した家庭≒有名中学に合格した家庭」
であるならば、その家庭習慣は、きっと参考になるものでしょう。

では、期待通りの家庭が回答しているか!?。それは不明です。
ただ、こういったアンケートは、一般的にサピックスに満足した家庭が回答する傾向が強いと思うので、それなりに信憑性は高いのではないかと個人的には思いました。

そして、気になる家庭内での習慣ですが、沢山書くとネタバレになってしまうので、ぜひ気になる方は本を買って読んでみてください。

そして、その習慣を我が家と比較することで、色々と見えてくるものがあると思います。

我が家も普通に行っていた、

・子供と一緒に料理をする
・生き物を育てる
・年に1回は旅行する
・図鑑や新聞などを意識的に置いておく

など、出来ていた習慣が紹介されていると、ちょっと嬉しかったです。

逆に、

・子供が聞いてきた疑問点や知らない言葉については、すぐに答えを教えない

など、反省すべき点も認識出来て、ためになりました。

上記習慣が何故賢さにつながるのか、気になる方は、是非一度お読みになることをおススメします。